「きぼう」は 国際宇宙ステーション(ISS)の一部、日本の実験棟です。
日の出前や日没後に見えるISSは夜空で一番明るい一等星並の明るさがあるので星座の形を写せるレンズでISSの光跡を写すことができます。「きぼう」そのものを写すには更に倍率の高い望遠鏡の様なものが必要ではないかと思います。
「きぼう」が何時どの方向に見えるかは JAXA(宇宙航空研究開発機構)のHP ”「きぼう」 を見よう” (http://kibo.tksc.jaxa.jp/#tracking) で判ります。私もここで得た情報を元に、8月6日に初めて「きぼう」を撮影出来ました。
上の画像の左側中央から右上に伸びる明るい線が「きぼう」/ISSが午後9時頃から約3分間に渡って北西方向の空に描いた光跡です。
ISO400、絞りF4、シャッター速度10秒で連続撮影した100コマを比較明合成してあります。このうち17コマ(約3分間)にきぼう」/ISSが写っており、星座の光跡はその前後合計約17分間分の長さになっています。
初めて見た「きぼう」/ISSはとても明るく、その明るい光点が大空を横切っていく光景はちょっとした感動ものでした。今回の背景は自宅近くの住宅街ですが、次は絵になりそうな場所を背景に「きぼう」/ISSを撮ってみたいものです。
D700は撮影時刻を記録してくれるのですが、時刻合わせは4年前の購入時にやったきりでした。この間に約1分ほど遅れてしまっていたようで、正確な時刻が写真のデータからは判らなくなっていましたので、これを機会に時刻あわせをやり直しました。
D700とシグマ14mm/F3.5で撮影した100コマを比較明合成しました。画像への文字入れはGIMP2.8。