タチツボスミレは普通なら早春から初夏にかけて紫の小さな花を咲かせるスミレの花ですが、
立冬もとっくに過ぎて冬の足音が聞こえてくる今日 庭で一輪花を付けているのを見つけました。
今年の秋は暖かで 紅葉も一週間は遅れているとのことですが、きょうも暖かな小春日和で、陽光はまるで春先のようで、そんな中で輝くように咲いています。夏の日照りで傷んでいたスミレの葉も深い緑を取り戻しています。
同じスミレの仲間のパンジーやビオラは冬の寒さに負けず次から次へ花を咲かせ、彩りの少なくなった冬の庭を賑やかにしてくれますが、タチツボスミレはどうなのでしょうか。
2枚ともD700とマイクロニッコール オート55mm/f3.5。撮影倍率1/2。現像はSilkyPix Pro5
マニュアルフォーカスのマクロレンズを使ってみました。ピントリングを最短距離の24.1cmに合わせカメラを前後に動かしてピント合わせをしています。上の一枚はF8まで絞り込んで焦点深度を幾分深くしました。下の一枚は開放F3.5です。どちらもフォーカスをあわせた花の部分はシャープな描写ですが、バックは柔らかくボケてうるさくなく良い描写をしていると思います。