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ピン甘日誌 - 16
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 ■ 2006年の野鳥(後編) 1月10日

略してサンヨンと呼ばれる望遠レンズを購入したのは昨年の8月半で、クラブとんとんで開催予定のオニヤンマ飛翔大会に備えての事だった。然し、スイスイと高速で飛ぶオニヤンマを狙ってシャッターを押し続けた成果は、尻尾、羽根、頭の一部だけでも写っていればまだ増しな方で、何も写っていない写真を大量生産しただけだった。悔し紛れに馬鹿にされるのを覚悟で、「ファントム」と銘打ってボケボケのそれでもオニヤンマと判る一枚を投稿すべく用意したが、前年の素晴らしい投稿写真を思い出し見送ることにした。

公開されたフォトコンテストオニヤンマ飛翔大会の参加作品を拝見すると見事にオニヤンマの飛翔を捉えた作品ばかりで、これは思い止まって正解だった。秋も深くなり思いを残したままオニヤンマのシーズンが終った。そして、サンヨンは暫くの間棚の奥にしまい込まれたままになった。

サンヨンが息を吹き返したのは、年も押し詰まった12月になってからで、標準レンズでは小さく写り印象が薄くなってしまう遠くのモミジやカラスウリなどを、望遠レンズの特性を活かして手元に引き寄せ、大きく写し始めてからだった。このレンズ、ピントがシャープで対象をくっきりと鮮明に写すだけでなく、背景のボケ味がとても素晴らしい。

メジロ
1.餌を探すメジロのお尻

さて、復活したサンヨンでトップをきって後編に登場する野鳥は、なにかと縁が深いメジロである。野鳥を撮るのは久しぶりで、トレーニングを積んだわけでも無く思いもかけず近くにいたメジロに向けて慌ててシャッターを切ったのでこの一枚となった。尻尾がアップの写真は初心者故とご笑覧戴ければと。

只、このポーズは、なかなかこちらを向いてくれない野鳥に、直ぐにでも飛び去ってしまうのではないかとの焦りが隠せず、ベテランの方でも思わずシャッターを押してしまわれるようで、冗談めかしてはあるものの時々ブログなどにも登場するお馴染みのポーズとなっている。

メジロ
2.上と同じメジロの横顔

メジロをもう一枚。メジロの名前は目の周りの白いアイリングからついたのだが、嘴側の黒い線のためか愛嬌のある寝ぼけ顔をしている。

実は、露出を失敗したので原画ではメジロは真っ黒。増感を重ねやっとメジロらしい羽根の色を取り戻したので、残念なことに画質は余り良くなく、「アップはスポット測光」と思い知った一枚なのです。

モズ

3.すまし横顔のまま姿勢を崩さないモズ

次はモズ。小春日和の日曜日、相模川の土手を野鳥を探しながらゆっくりと歩いている時だった、雀より心持ち大きな鳥が目の前を鳴き声も発てずに横切り、少し離れた民家の梅の枝にとまった。距離はあるが驚かさないようにゆっくりとカメラを構える。ファインダーに飛び込んできたのは始めて見る野鳥だ。

もう少し大きく撮りたい。一旦カメラをおろしゆっくりと近づく。もう少しと思ったとき、ツツッと隣の枝に移った。逃げるかも知れないと思いカメラを構え直しファインダーを覗くともう姿が見えない。

がっかりしながらカメラの上から顔を出すと、居る居る、隣の梅の木にとまっている。もう一度カメラをゆっくりと構え直し、姿は小さいけれどシャッターを押し、取り敢えず記録に残す。さあ、次はもう少し大きく撮ろう。ゆっくりゆっくりと近づく。と、何故か今度はすまし顔のまま姿勢を崩さずにとまったままでいる。ラッキーとばかりにシャッターを押した。初めてのモズは図鑑で調べると眉斑が褐色なので雌のようだ。

ヤマガラ
4.モミジの実を食餌するアカウソ

日陰のモミジの枝に3羽野鳥がとまって熱心に実を啄んでいる。背景の明るい青空の中でシルエットになりおまけに途中の細い枝が邪魔をして姿が良く見えない。時々場所を移動するがなかなか良い場所に出てこない。

場所は相模川沿いのとあるお寺の境内。極くたまに墓参りの人が野鳥がとまる紅葉の下を通り抜ける。隣の杉の木陰から野鳥を狙っている私はその度に赤い胸毛をしたその野鳥が逃げないかとヒヤッとする。墓参りの人はカメラの先に鳥の姿を見つけると「ホホッ」と言う顔を私に向けて静かに通り過ぎて行く。かれこれ小一時間も経っただろうか。何度となくシャッターは切ったけれど今一のものばかり。とうとうモミジの実を食べ飽きたのか野鳥も飛び去ってしまった。

注記:(初版でヤマガラと紹介したこの野鳥は、調べ直してみるとどうも「アカウソ」のようです。真っ赤な嘘を書いて済みません。それと、アカウソは木の芽が好物らしいので、啄んでいたのは木の芽かも知れません)

カワラヒワ
5.辺りを窺いながら地面を歩き回るハクセキレイ

ハクセキレイは身近な野鳥で、スズメ、カラスに次いでよく見かける。皆さんも、長い尻尾を振りながら地面を歩き回ってあちこちつつき、時々立ち止まっては愛嬌良く小首をかしげ、人が近づくとサッと飛び上がり、途中で羽を休めて波形に飛ぶこの鳥をきっとご存知ではないだろうか。

このハクセキレイは、この後アスファルトの隙間に生えた枯れた雑草の中でクモを見つけ飲み込んでいた。

カワラヒワ
6.高い梢で辺りを見廻すカワラヒワ

そして、カワラヒワ。高い梢で十数羽群れている野鳥を見つけファインダーを覗く。大きさは雀ほどだろうか、灰色っぽい色の嘴が太い見栄えのしない鳥である。遠いので小さくしか写らないが取り敢えず記録する。余り動き廻らずに同じ場所にとまっている

辺りを一回りして半時間後に戻ってきて見上げると相変わらず同じ木の同じ場所にのんびりと陽射しで暖を取っているかのように静にとまっていた。が、突然けたたましく鳴き交わしたかと思うとバタバタと同じ方向に逃げて行く。何事かと思い見回すと、カワラヒワが逃げた方向と反対側からサッと大きな影が近づいてきた。

どうも黒い影はトビだったようだ。アッと思いカメラを向けたときには、カワラヒワを追って見る見る姿が小さくなっていた。猛鳥に怯えて小鳥が逃げる様を初めて目撃し、少し驚きながら自然の厳しさを感じた。そう言えば、見えないところにも群れがいたのだろう、慌てて逃げたカワラヒワの数は私が目にした数の倍以上にふくれ上がっていた。

さて、後編最後は橙色が美しいジョウビタキ。12月23日、クリスマス直前の土曜日の昼過ぎ、まるで早めのクリスマスプレゼントのように、突然私の前に姿を現したその鳥は、銀色のヘルメットを被った美しい橙色の体で、夏から秋にかけてヒワマリが列をなして鮮やかな黄色の花を咲かせる用水路沿いの金網の上に、辺りを見廻しながらとまっていた。

ジョウビタキ
7.銀色のヘルメットを被ったように見えるジョウビタキ

用心しながら近づいたが、気付かれたのだろう10m程離れた線路脇に移動してしまった。しかし、枯れたヒマワリが丁度良い目隠しになりそっとカメラを出したが気付かれていない。まずは横顔を撮る。何か口元に長い穂のようなものを銜えているようだ。

ジョウビタキ
8.ジョウビタキ正面

今度は、正面。
正面から写すとどこに目があるのか判らない。

ジョウビタキ
9.見返り美人風のジョウビタキ(実は雄です)

そして、見返り美人風のポーズをとるつぶらな瞳が可愛いジョウビタキ。

どうもこの個体はこの辺りを住み家としているようで、この後週末毎にチェックしているがその度に姿を見掛けるようになった。低い枝にとまるのは地上の虫などを補食するからだそうで、確かにせいぜい地上1mそこそこの高さにとまっているところを見掛けることが多い。

今回紹介した野鳥の他に シジュウカラ、マガモ、コガモ、カワウ、トビなど勿論スズメとカラスも撮ってはいるが、出来は、と言うとお見せするに忍びないものばかり。馴染みの多い野鳥ばかりなので、もう少し腕を磨きチョット気が利いたものにしたい。

ほんの1ヶ月ばかりだが、初めて出会う野鳥の姿に心をときめかしながらシャッターを切る嬉しさには格別のものがあり、メジロの鳴き声が判別出来るようになり、今まで全く気付かなかったこの鳥がどうもアパートの周りに沢山棲んでいるらしいこともわかった。少しばかり野鳥に興味が湧いてきたこの頃である。

全てD200、AFS300F4。1は+2倍テレコンでノートリミング。2-9はテレコン無しでトリミングしてあります。さて、サンヨンの実力を発揮させることが出来たのでしょうか???



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初版2007年01月10日, 最終更新2017年11月26日
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