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 ■ 彼岸花 10月2日
彼岸花
朱色の細長い花弁が踊っているような彼岸花
[とんとんとーんさんの作品] Copyright (c) 2005 とんとんとーん

彼岸花は不思議な花だ。葉っぱが全く無く、地面から花茎がいきなり真っ直ぐに伸びていて、その先端に赤く細長い何本ものしべがそっくりかえっていて、これまた真っ赤な細長い何本もの花弁が中心へ向かってくるくるとカールしている。

てっきり一本の茎の上に大きな赤い、線と細長花びらででき一個の大きな花がのっているものと思いこんでいたが、どうもそうでは無いようだ。よく観ると、いくつかの花が集まって、艶やかな大きい冠になっている。

彼岸花の記憶を辿ると、どうもそれは終戦の年に生まれた私が、小学校に上がるまでを過ごした母の鹿児島の実家に辿り着くようだ。

花を見つめていると、「ほらほら、立ち止まらないでぐずぐずしないで、さっさといきなさい」、「あ〜、その花は縁起が良くないから、そんなに見つめちゃだめ」と声が聞こえる。しかし、記憶はすっかりあいまいになっていて、「不吉な花」として疎まれていたにも拘わらず、魅入られるように眺めた艶やかな赤い花を鮮やかに浮かびあがらせるだけで、声の主と、この花をどこで見たかを語ってくれない。

美しい赤だけしか判らなかった彼岸花の知識も、年を積み重ねると共に増える一方だった。曼珠沙華と呼ばれていること、どうも不吉な花とされたのが、この花の別名「葉知らず、花知らず」が「親知らず、子知らず」を連想させるかららしいとか、リコリスもヒガンバナ科などなど。また、時代がかわり、近頃は彼岸花も好きな花の上位にランキングされるようになった。

ところが、年を重ねることは良いことばかりではないようだ。どうも近頃記憶の退化現象が進行しているようで物忘れが増えているようにに思えてならない。彼岸花の球根はアルカロイド系の有毒物質を含んでいて、少量を煎じて飲むと薬効があるようだ。が、残念ながら彼岸花には記憶減退防止に効果があるとの説は全く無い。

私は、漬物や香辛料が大好きだ。味噌汁にはキザミねぎが欠かせないし、ラーメンにはたっぷり胡椒をかける。物忘れの進行は、薬味の茗荷が好きで良く食べているのがじわじわと効いてきたのだろうか。そんな気がしないでもない。


このページを飾っている「彼岸花」は、BBSで人気のclub tontonのマスター「とんとんとーん」さんから投稿戴いたものです。とんとんとーんさんの訪問が丁度500番の切番でした。記念にピン甘日誌のこのページをとんとんとーんさんに捧げます。



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初版2005年10月02日、最終更新日2017年11月26日
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