ゲンノショウコに良く似た野草にクサフウロがある。見分け方は花茎に繊毛が有るか無いかである。たまたま花茎が写っており繊毛が確認できたので、ゲンノショウコと判ったが、花だけでなく草の全景や茎、葉なども写しておかないと名前の特定難しくなることを知った。然し、懲りもせずに花のクローズアップばかり撮っている。何時になっても、この時の反省がなかなか活かせないでいる。
相模川の河川敷にはめぼしい野草が少ない。この日も歩き回って疲れ、一休みと腰をおろした。お茶で喉を潤し、ふと目をやったコンクリートの割れ目に小さな赤い花を見つけた。近寄ると、目にした瞬間にドキッとし、若しかしたら、と名前が浮かんだ「ゲンノショウコ」だった。恋人に出会った時のようにドキドキしている自分が可笑しかったが、出会いのときめきが花を撮る楽しみのひとつになっている。
良く出かける谷戸山公園で見つけたゲンノショウコです。草陰に隠れるように咲いていました。