まだ、小学生の頃、姉や妹とのお付き合いのママゴトで、赤や黄色の小さなプラスチックのお碗に、この花をほぐしていれ「あかまんま召し上がれ」、「パクパク、ごちそうさまでした」などと遊んでいたことを、この花を見る度に思い出す。
イヌタデの小さな花を撮ろうと、道端に座り込んで低くカメラ構えていると、通りかかる人が覗き込んで行く。撮っているのが、珍しい花ではなく、どこにもある野草と分かると、不思議そうな顔をする人が多い。然し、この花はクローズアップにすると、雄しべがピンク色をした、なかなか可愛い花である。