きらら浜自然観察園のトンボ(2)

レンジャーもどきさんに会う少し前に、初めて撮ったヨツボシトンボです。
シオカラトンボの♀と思い軽く流して撮ったのですが、現像してみるとなんか違います。調べて見ると、どうもヨツボシトンボの♀のようです。そうと判っていればもっとしっかり撮るんでした。トンボ知らずのトンボ初心者、後悔先に立たずとは正にこのことです。

これは正面から、複葉機狙いで撮ったものです。

トンボは必ずしも水辺にいるとは限らないようです。道を挟んでビオトープの反対側の木陰で見つけたイトトンボ。何イトトンボでしょうか? アオモンイトトンボの異色形の♀??トンボ初心者の私には良く判りません。

オレンジ色のこのイトトンボがまさかアオモンイトトンボらしいとは夢にも思いませんでした。調べてみると、アオモンイトトンボの未成熟の♀のようです。トンボは羽化したばかりの時と成熟した時とでは体の色が変わるものが多いようです。

そして、又、ベッコウトンボ?


角を曲がり土路石川沿いに、次いで山口湾沿いにと大外をぐるっと周り、ビジターセンターへと向かいます。すると、またトンボが。

おっと、これも初撮りのハラビロトンボの♀です。

そして、ビジターセンターへ到着。ここで、先程のトンボの名前が確認できそうです。入り口で200円払い、ホールへ入ると窓際にスコープがズラッと十数台並んでいます。干潟を訪れる水鳥の観察用で、無料で何時間でも使用できるそうです。若い、水色のジャンパーを着た活発なお嬢さんにベッコウトンボの姿形を尋ねると、写真帳を撮りに行き、「これです、何より羽の紋が特徴です」と一枚を指差します。良かった、私が撮ったトンボは間違いなくベッコウトンボでした。

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きらら浜自然観察公園のトンボ(1)

近くにトンボに出会えそうな池や沼などが見当たらないので、電車とバスを乗り継いで「きらら浜自然観察公園」へ出掛けました。公園は2001年に「山口きらら博が」開催された阿知須町にあり、土路石川河口の広大な干潟の一部を使い、野鳥や水生昆虫の自然観察を目的としてつくられました。

今日のターゲットは ベッコウトンボです。ベッコウトンボは東北以南の日本各地に広く分布していましたが、池や沼の汚染で次々と姿を消し、今では特定の僅かな地域でしか生息が確認されていないとのことで、きらら浜自然観察園でも、今年になり正式に生息が確認されたばかりです。
平日でもあり、殆ど人影はありません。入り口を通り、上の写真下側のビオトープ沿いにトンボを探しながら水辺を覗き込んではゆっくりと進んで行きます。と、年配のカメラマンが三脚を立て熱心に何かを撮っています。

ありゃ、なんてことでしょう、ベッコウトンボがどんな色形をしているのか調べて来るのを忘れちゃいました。
恐る恐る、「日本写真連盟」の金文字が入ったストラップを首にし、トンボに向かってシャッターを切っているその方に、「ベッコウトンボでしょうか?」と尋ねます。

「ベッコウトンボだと思いますよ」
エエッ?? 「はい、ベッコウトンボですよ」 との力強い返事を期待していたのですが、これではチョット肩透かしにあった感じです。

三脚をたたみながら「どうも、バックの水が汚くて、旨く行きませんな」と独り言ともなく話されて、「赤トンボがほら、そこに。それにイトトンボはいっぱい居ますよ」と、イトトンボも撮りたいと言った私に言葉を残してその方は入り口の方へ戻って行かれました。
指をさされた方を見ると、います 赤トンボが、どうもショウジョウトンボのようです。

そして、目を凝らしながら、ゆっくりと辺りを見渡すと....
いました いました イトトンボが。 スイッー スイッーと 水面を滑るように飛んでは葦にとまります。でも、直ぐに移動して思うようには撮らせてくれません。

この公園にはレンジャーの方が詰めていて、時折見回りにきます。前方に軽トラが止まり、釣竿をもった方が降りてきました。腕に緑の腕章を巻いています。近づいて「こんにちは」と声を掛けると、「この池には雷魚がいるので、釣れるかテストしているところです」と。「黒味がかったトンボがいるんですが、ベッコウトンボでしょうか」と尋ねると「そうだと思います。」と答えてくれました。と、推し量ったように目の前を例のトンボが横切りました。
「あっ、あのとんぼです」と私。
「スミマセン、私レンジャーじゃないもんで」とその方。
軽トラの荷台には草刈機がゴロンと転がっていました。

1-7全てD200に1.4倍テレコン付き300mm/F4
PS:スミマセン 1は大きな案内板なのでサンヨンで撮るには大きすぎ、D70に17-70mmでした。

大照院のトンボ

5月2日萩焼きまつりを見に行き、その帰りに訪れた大照院。この寺は毛利の殿様の菩提寺で、7人の藩主とその正室の墓所があり、親戚や臣下が献上した灯篭が参道の脇を埋め尽くすように立ち並んでいます。お盆には灯篭全てにローソクの火が灯され霊を弔うのですが、その幽玄な様子が観光客を呼び集めているとのことです。

本堂の裏手に廻ると大きな池があり、夏になると黄色の花をつけるコウホネが群生しています。この池ならトンボが居るかも知れないと思いながら池と書院をカメラに収めていると、

「ほら、トンボ トンボがいるわ!」と家内が。このところトンボが撮りたいトンボが撮りたいと呪文のように言い続けていたご利益があったようです。サナエトンボのようですが、ナニ・サナエなのか判りません。2カット撮ったところで、森の方角に飛んでいってしまいました。後で調べるとどうもヤマサナエのようですが、初心者には同定が難しく自信がありません。

と、もう一匹 池の縁石の上に。シオヤトンボの♂のようです。

「まあ 綺麗な青いトンボ」とまた家内が。どうもトンボを見つけるのは家内のほうが得意なようです。「ナニトンボ」と聞かれ、「カワトンボの仲間だけど良く判らない」とトンボ初心者の私。
カワトンボは東日本に居るニホンカワトンボと西日本に居るアサヒナカワトンボの2種類しか居ないそうなので、これはアサヒナカワトンボ(ホントカナ?)で羽紋が白いので♀。オスは羽紋が茶色です。

そして、この日出会った最後のトンボ。多分アサヒナカワトンボの♂。羽根はオレンジ色と無色の2タイプがあり、上のメスは無色タイプです。紅葉の葉の上にとまってゆっくりと日向ぼっこをしていました。

もっとトンボが居ないか辺りを見廻していると、家内の視線と。
順路に従い、次の墓所へと後ろ髪を引かれながら向かいます。