まだまだ陽の光も弱く冬の名残が強い季節に、暖かな日だまりを丹念に探すと必ず見つかるこの花は、そのかわいい花姿にまるで不似合な名前を付けられて、さぞ迷惑しているだろうと思う。
丈が低く地面から数センチばかりのところにある花は何時も斜め上からの写真になってしまう。なんとか真横から撮れないものかとカメラを地面においてやっと横顔を撮れた。きれいな青色の花だが、柔らかな葉が拡大すると、意外にも縁がぎざぎざとしており尖った繊毛も生えていて、さわったらちょっと痛そうなのに驚かされる。