親水池公園のトンボ

暫くぶりの更新です。季節の移ろいは早く梅雨はとっくに明け、もう2週間雨らしい雨が降っていません。
暑い夏の日差しに庭は乾ききって、とうとうツワブキは萎れてしまいました。あわててホースを引っ張り出してみたら、使い物になりません。十年近くほったらかしだったので、ノズルとホースの継ぎ目から勢いよく水が噴出して止まりません。仕方なく、ジョウロで水やりしました。
さて、もう2ヶ月近くも前のことです、家の近く、車で5-6分の親水池公園にトンボがいるようです。実は、ヤマボウシの並木道はこの池が終点(始まり?)の道でした。親水池は降雨調整池なので雨が降ると水位が上がります。誰も入れない様に柵で囲まれているとばかり思い込んでいたのですが、以外にも木道や飛び石などが整備してある公園でした。
前回(5/13)この公園に辿りついた時には、午後遅くの陽が傾き、池は日陰になっていてシオカラトンボ1頭(トンボは1頭、2頭と数えるのがしきたりのようです)と出会っただけでした。

この日丁度お昼頃に着くとまず出迎えてくれたのがお馴染みのシオカラトンボの雄です。飛び石の上でじっとしていますが、時々目をキョロキョロ動かして獲物が近づくのを見張っています。傍の水面には、クロイトトンボのカップル。前の青色が雄後ろの雌は緑っぽい色で一直線に繋がっています。

飛び回っているうちに、お馴染みのスタイルに。なんか雌は首筋を掴まれて窮屈そうに見えます。胴の太さを較べてみると、雌の方がずいぶん太いですね。卵をうむからでしょうか?

かたわらの小石の上を見ると、ぽつねんと陽を浴びている雄のクロイトトンボが... さて、この独り者のイトトンボの名前は? そうです。きっと「ノリタン」に違いありません。

気がつけば何時の間にか時刻は午後一時を過ぎています。丘の中腹にあるレストランで遅い昼食を済ませ、池裏手の小高い植え込みを通ってふもとの親水池に戻ります。雑草に覆われた薄暗い小道に分け入ると、驚いて小さな虫達が飛び立ち、その中にイトトンボが。オレンジ色をした初撮りのイトトンボはどうもベニイトトンボのようですが、良く判りません。緑の大きな目がなにかチョット グロテスクな感じがします。

池に着くと、気温も高くなりトンボの姿がありません。
でも、ノリイトトンボは相変わらず一匹で水辺の草にとまっています。....この物思いに沈んだ大きな目 なにか哀愁が漂っているよう.. 思わず慰めなくてはと思ったのですが、  イエイエいけません 一人 静かにしておいてあげましょう。

ノリイトトンボを撮り終わって顔をあげると、黒っぽいトンボが羽根に太陽に光を反射させ木道の直ぐ傍にとまるのが見えました。大急ぎで近づくと.....

うぉ~!これはハラビロトンボ、未成熟の雄です。成熟すると体の色はシオカラトンボと同じように青色になります。正面から撮ると、確か青色の前額が綺麗な はず.... うん まあまあ上手く撮れました。

下から狙うと、英語でドラゴンフライと呼ばれるだけあって、なんとも獰猛な恐い顔をしています。私はこういう顔付きはチョット苦手です。

この池ではもっと色々なトンボと出会えそうな予感がします。

1-9全てD200と300mmF4+1.4倍テレコン